Bis bald!

実は、もうすぐドイツを去る事になっている。
一度帰国をする事になった。
「一度」と書いたのは、まだ旅を続けたいから。

この1年と2ヶ月、楽しかったー(叫びたい)!。

自分の人生がこんなにも輝くとは想像もしなかったし、
多くの経験が出来た事で、自分の繊細な精神が「筋肉質」になった。

日本で生きていた時は、自分の性質を持て余していた。
だから、居場所を探した。
束の間でも一緒に生きてくれる人を探した。
そうしたら、居た。求めていた「美しい」人達が。

ベルリンで、アーティスト(俳優、ミュージシャン達)と出会い、すこし深く関わった。
彼らは、「遊ぶように」生きていた。
社会人としてドロップアウトをして以来(かなりの就職難というのもあるが、基本働かず、路上で寝たり、福祉からの補助で生活していたりするのだが)、
徹底して、悪びれず、自分を責めず、人に媚びず、ただただ、「好きなように」「気楽に」生きていた。
社会人として「ダメであり続ける個性」というのは、
完全に「そっち側」に行けない中途半端な私からしたら、麻薬的に魅力的に映るのだろう・・・、
彼らの生きる姿ががとても美しかったのです。

もうすぐ、彼らとも遠く離れてしまうけれど、
本当にしたくない事に流されそうになった時、人に迎合しそうになった時、彼らの事を思い出すだろう。
そして、もっとしなやかに、彼らの様に自由に生きるには、どうしたら良いか、問い続けるだろう。

帰国したらやりたい事もある。
此処に今日辿り着いた自分の、人生のドライビングをまずは肯定したい。