Future?

ようやく。
映画「ザ・フューチャー」が、2月に公開される。
残寒の中に、小さい春を見つけた時の様な、
ほっこりとした、嬉しい知らせ。


ミランダ・ジュライ
同い年で近い世代感を持つ彼女に、勝手ではあるが親近感を持ってしまっている。
2〜3号前の「VOGUE」に、彼女の自宅が公開されていたのだが、
その個性の際立ったインテリア、空間は、彼女の撮る映画「そのまま」の、鮮やかな色彩、空気感で。
偶然に、彼女の脳の構造を垣間見れた様で嬉しかった。


やはり…。
時々苛む。
未来に対して良いイメージが沸かなくなって。
うっかり「止まってしまった」瞬間、もう「それ」に侵蝕されている。
長年自分をやっているだけに、「それ」の原因は重々解っている。
侵蝕から逃れる手は、的確な「思考、判断、行動」の三つのみに掛かっており、大変シンプルなのだが、
(この三つを、他人の影響から遠く離れ、自分で勝手に、「どんどん」行う事が味噌。)
頭で解っていても、仲々上手く行かない。


晴れづらく。
そんな時、やはりフラストレーションの捌け口に映画を求め、
ちょっと暴力的に欲望を満たす。
プレーヤーが擦り切れる程、私は一体、他人の人生の何が見たいのかと思うのだが…。
「物語」に入る事で、自己の客観性と自他の境界を、ギリギリの所で保ちながら生きているのも事実。


君とボクの虹色の世界 [DVD]

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ミランダ・ジュライを知り、見事にノックアウトされた作品。


いまとても気になる絵が在る。

アッローリ「ホロフェルスの首を斬るユディト」。


アッローリのユディトの中でもこの作品のユディトの表情(!)。
憂いが東洋的。
愛人を演った事のある女性ならば、身に抓まされるものが有るのでは…。
何だか鬱っぽくなって来る笑。
素晴らしい。
悲しいです。


年の初頭から諸々、嵐。
まぁ、いいか、も覚えつつ、
私を「限定」する、何からも、誰からも遠くへ行きたく…。
今年も、自由を目指して参ります。