産むひと

友人の初個展にお邪魔した。


三部作で構成されており、仲々の見応え。
彼女の感性に深く共感。
人間の表にあるもの、明るく輝かしいものより、
裏にある弱さ、悲しみ、アイロニーの方に「美」や「真実」を感じ、
寧ろそちらを愛してゆくのだ、という強い決意を感じた。
彼女の今後の作家活動に幸あれ。



お友達(右)を迎え談笑中。


「綺麗になりたいです。」
美しい彼女ですが、
美について非常に苦しんでいる様で。


美について深く知りたい、追求したい、という決意表明に聞こえ微笑ましかった。
それについて苦しまねば、本当に深く知る(教わる)事など出来ないもので、
その意味では、彼女にはずっと苦しんでいて貰いたい笑。
苦しまねば、なんて書きたくないですが…。
苦しみも、客観すれば娯楽。
美しい人は、女優や絵画(我々を慰め、癒す娯楽)であって欲しい。



この土地で出逢った良き人達が
末永く健やかであられますよう…。


別れが続く。
否、日々別れよう、
瞬間に古くなってしまう自分。
別れを畏れないでいよう。